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ニイハウ島事件その4

アロハフライデーという事で今日もハワイの事を書いていきます。

今日はニイハウ島事件の最終回を書きます。

前回は、原田と西開地が武装して,必死でゼロ戦に関する機密書類を奪い返そうとしたことまで書きました。

今回は、事件の結末を書きます。

武装した原田、西開地は、島民2人(夫婦)を捕らえ妻を人質に取り、夫に機密書類を持っているカレオハノを連れてくるように要求しました。

カレオハノが、ニイハウ島の所有者であるロビンソンを呼びに隣の島にへ行っている事はもちろんこの夫は知っていましたが、必死で探すふりをしました。

時間がたち、原田、西開地はこの夫が探しているふりをしているだけという事に気づき、連れてこなければ全住民を殺すと夫に告げました。

事態が深刻になってきていることに気づいたこの夫妻は、隙を見て原田、西開地を襲うことを決めました。

時間がたち、油断をしたせいか、一瞬の隙が生まれてしまいました。

西開地が原田に散乱銃を手渡した瞬間、この夫妻は西開地たちを襲い、落ちていた石で西開地を殺しました。それを見た原田は、もう無理だと悟ったのか、後を追うように散乱銃で自殺しました。

翌日、ロビンソンとアメリカ軍がニイハウ島にやってきて、アメリカ軍の元に機密書類が渡ってしまいました。

こうしてアメリカ軍は、開戦早々にゼロ戦の秘密を研究する手がかりを手に入れて、その後アメリカの飛行機は改良されていくことになるのです。

歴史にもしはありませんが、機密書類がアメリカに渡らずに戦争が進んでいたら、何かが変わっていたかもしれませんね。

今日はここまでです。

それでは良い週末を!