偉大な司令官 ウィリアム・キャラハン艦長
アロハフライデー🌈🌈🌈
今日は、ハワイ オアフ島、真珠湾にあるUSSミズーリ号の初代艦長 ウィリアム・キャラハンさんについて書きます。
ミズーリ号は、日本が降伏文章を東京湾上でサインする時に使用された船ですが、皆さんは艦長のウィリアム・キャラハンさんはご存じですか?
1945年4月12日、ミズーリ号は沖縄戦で出撃しましたが、日本軍の特攻を受けて打撃を受けました。
特攻は成功して(爆弾は炸裂せず被害は最小限でしたが特攻機の残存燃料に引火し甲板は火の海になりました)、機体は甲板の上で炎上しました。
そして機体の残骸とともに、ゼロ戦のパイロット石野二等飛行兵曹の上半身だけが発見されました。
特攻に怒りを覚えた米兵達は、ゼロ戦のパイロットを海に投げ捨てようとしました。
そこで登場したのがキャラハン艦長です。
大半の乗組員はすぐに遺体をすてるべきだと言いましたが、キャラハンさんはこう主張しました。
the young Japanese airman had done his job to the best of his ability, with honor, and deserved a military funeral.[5] Stephen Cromwell, a corpsman at the time, later recalled, “I was able to recover his body and I called up to the bridge to ask if I should throw it overboard … Captain Callaghan said, ‘No, when we secure, take it down to the sick bay, and we’ll have a burial for him tomorrow.
キャラハン艦長:この若い日本兵は誠心誠意、名誉とともに自分の仕事を全うした。軍葬するに値する。
衛生兵のクロムウェルさんは後になってこう過去を振り返りました。
クロムウェル:遺体を回収して、海に捨ててよろしいでしょうか?とキャラハン艦長に聞きました。
キャラハン:いや、安全が確保されたら、ご遺体は医療区画に安置しなさい。明日葬儀を執り行う。
According to Lee Collins, visitor operations director for the Battleship Missouri Memorial, Callaghan said that the ceremony was simply a tribute to “a fellow warrior who had displayed courage and devotion, and who had paid the ultimate sacrifice with his life, fighting for his country.”
ミズーリ号来客業務部長のリー・コリンズさんは、キャラハン艦長は以下の事を言ったと振り返りました。
キャラハン艦長:この葬儀は単に、勇敢で、献身的で、国家にその身を捧げ自己犠牲を厭わなかった仲間の戦士へ捧げるためだ。
翌日、 石野軍曹は 海に葬られました。 その際、船にあった星条旗を一日かけて旭日軍艦旗に作りかえさせて、 ご遺体を包みました
最高の敬意を払い、礼砲を5発、乗組員全員が敬礼をして、若き日本兵を海へ送り出しました。
キャラハン艦長は、お兄さんを日本との闘いで亡くされております。
キャラハン艦長は個人の私怨に関係なく、日本人兵士に対しても人道的観点から手厚く埋葬されました。
オバマ前大統領は大統領時代に真珠湾でこう述べました。(抜粋、在日米国大使館・領事館)
オバマ前大統領:憎しみが最も激しく燃え盛るときや、同朋意識の力が最も強いときでさえも、我々は内向きになる衝動に抗わなければならないことを思い出す場所です。
我々は、自分たちと異なる人たちを悪者扱いする衝動に立ち向かわなければなりません。
この場所で払われた犠牲、戦争がもたらした苦悩は、人類全てに共通の神聖な輝きを求めなければならないことを我々に気づかせてくれます。
そして、日本人の友人が言う「お互いのために」存在するよう努力するよう求めています。
これこそ戦艦ミズーリのウィリアム・キャラハン艦長から学んだ教訓です。
第二次世界大戦中、憎しみに支配されていた世界で、日本の兵士の為に最高の敬意を払ったウィリアム・キャラハン艦長を私は偉大な指揮官だと感じました。
今日はこれで終わります。
みなさん、良い週末を😊